旧約聖書の現代語訳をめざして


     旧約聖書編纂記

THE BOOKの誕生



      

  融通無碍の旧約聖書編纂記

   この物語は、旧約聖書の成立の

  萌芽期に関する無限の想定の一つ

  として書かれたフィクションである。

  可能な限り各書に触れ、旧約聖書を

  概観する。

 バビロン軍が迫るエルサレム神殿の
地下室で、命拾いをした少年アビエル
とメラリは、そこに夥しい数の巻物が
あるのを目にする。神殿喪失という苦難
の中、やがて二人は祭司アヒメレクの
指導のもと、イスラエル民族の書の編纂
に取り掛かる…。この物語は「書く」
という営みの中で様々な疑問にぶつかり
ながら、悩みつつ捕囚期を懸命に生きる
二人の若者の成長の記録である。

 旧約聖書      現代もしくは私たちのパラフレーズ

 この物語は旧約聖書を現代語訳する試みとして書かれました。

 第1  

   第2章 

 第3章

 第4章

 第5章

 第6章

 第7章

 第8章




筆者まえがき


筆者あとがき

 




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はじめに



登場人物

アヒメレク:老祭司
      アビエルの祖父
      バビロン捕囚を免れ、荒廃したエルサレムで務めをなす。

アビエル:紀元前597年生まれ
     父アビヤタルは捕囚され、母は出産時に亡くなる。
     レビ人マヘリとハンナに育てられる。

メラリ:紀元前597年生まれ
    父はマヘリ、母はハンナ
    アビエルの兄的存在




章ごとの概要見出し

第1章
 1年前のエルサレム陥落の回想、神殿の焼失と地下室での出来事、最初のエルサレム陥落とアビエルの誕生、マヘリとハンナに育てられた経緯、二度目のエルサレム陥落と苦難、託されたイスラエル民族史の編纂の任務、 図書室の巻物の由来と明かされる一族の系譜、メラリの一家との深いつながり、アビエルとメラリは史書の編纂を決意する。


第2章
 学びの時、試練の時、預言者たちの言葉とイスラエルの存亡、史書編纂のため刻苦勉励するアビエルとメラリ、家宝たる原申命記の存在、律法による祭儀をこなしつつ、石の板と十戒にまつわる疑問に取り組む。


第3章
 史書編纂の準備完了
 書物の構成、9つの物語の執筆分担
 『出エジプト記』の構成
 『レビ記』の構成


第4章
 編集作業進む
 『民数記』の構成
 『申命記』原本と新たな律法の追加
 編纂を通じて知る自らの背き
 石の板と十二部族連合


第5章
 『ヨシュア記』の構成
 シケム契約とシケムの思い出
 『士師記』の構成
 王制への移行について
 

第6章
 『サムエル記』の構成
 エリの家系の未来預言、神の箱の移動の顛末、サムエルとサウル、
 ダビデが王になるまでの経緯と人物像、王位継承の問題


第7章
 『列王記』の構成
 王位継承の争い、ソロモンの栄華と神殿建築、王国の分裂、エリヤとエリシャ、サマリヤの陥落と北王国の滅亡、アッシリアによるエルサレム包囲、ヨシヤ王の律法改革と王国の現状、バビロニアによるユダ王国の滅亡


第8章
 ヨヤキンの解放の知らせ、エゼキエル、イザヤの預言、神の箱についての告白、この世の初めの物語、アブラハム、イサク、ヤコブの物語、バビロンで書かれたアビヤタルの『創世記』、第一の書の執筆とアヒメレクの最期

 

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