はじめに
登場人物
アヒメレク:老祭司 アビエルの祖父 バビロン捕囚を免れ、荒廃したエルサレムで務めをなす。
アビエル:紀元前597年生まれ 父アビヤタルは捕囚され、母は出産時に亡くなる。 レビ人マヘリとハンナに育てられる。
メラリ:紀元前597年生まれ 父はマヘリ、母はハンナ アビエルの兄的存在
章ごとの概要見出し
第1章 1年前のエルサレム陥落の回想、神殿の焼失と地下室での出来事、最初のエルサレム陥落とアビエルの誕生、マヘリとハンナに育てられた経緯、二度目のエルサレム陥落と苦難、託されたイスラエル民族史の編纂の任務、 図書室の巻物の由来と明かされる一族の系譜、メラリの一家との深いつながり、アビエルとメラリは史書の編纂を決意する。
第2章 学びの時、試練の時、預言者たちの言葉とイスラエルの存亡、史書編纂のため刻苦勉励するアビエルとメラリ、家宝たる原申命記の存在、律法による祭儀をこなしつつ、石の板と十戒にまつわる疑問に取り組む。
第3章 史書編纂の準備完了 書物の構成、9つの物語の執筆分担 『出エジプト記』の構成 『レビ記』の構成
第4章 編集作業進む 『民数記』の構成 『申命記』原本と新たな律法の追加 編纂を通じて知る自らの背き 石の板と十二部族連合
第5章 『ヨシュア記』の構成 シケム契約とシケムの思い出 『士師記』の構成 王制への移行について
第6章 『サムエル記』の構成 エリの家系の未来預言、神の箱の移動の顛末、サムエルとサウル、 ダビデが王になるまでの経緯と人物像、王位継承の問題
第7章 『列王記』の構成 王位継承の争い、ソロモンの栄華と神殿建築、王国の分裂、エリヤとエリシャ、サマリヤの陥落と北王国の滅亡、アッシリアによるエルサレム包囲、ヨシヤ王の律法改革と王国の現状、バビロニアによるユダ王国の滅亡
第8章 ヨヤキンの解放の知らせ、エゼキエル、イザヤの預言、神の箱についての告白、この世の初めの物語、アブラハム、イサク、ヤコブの物語、バビロンで書かれたアビヤタルの『創世記』、第一の書の執筆とアヒメレクの最期
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